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2017年8月31日木曜日

期待の新人、メーさん登場

メーさんの飼っているヤギさん
【期待の新人、メーさん登場】
 富田屋に新しいアルバイトの人が来ました。メーさんです。
実は注文数の若干の増加、家庭のとある事情でちょうど誰かいないかなぁと探していたところでもありました。テンホー君はそのまま続けてもらっています。テンホー君とは違う時間帯で、仕事内容も違う内容もお願いするかと思います。
 この方とはちょうど1年ぐらい前からメールでやり取りしていました。
2度3度とお互いにタイミングが合わず、働きたいけど雇えない、あるいは、働いてほしいけど働けないという状態でした。今回、ちょうどのタイミングでご連絡いただけました。

本当はちょうどこんな募集をしてみようかなぁと考えてたところです。
・学歴不問
・年齢不問
・障がい者OK
・受刑者OK
・同性愛者OK
・生活保護受給者OK
・珠算8段以上
本当に上の内容で募集できるかは嫁さんと相談しないと行けませんでしたが、きっと、いいよ、と言ってくれたことでしょう。(もちろん、最後の珠算8段は冗談です^^)
今回のメーさんは履歴書も無しです。

メーさんのトラクター耕運機
来てくれたメーさんはこんな方。
成人になってから耳が聞こえなくなり、人工内耳の手術を受け、今は人工内耳を付けていれば聞こえます。
そして、問題なく話せます。
もちろん、聞こえにくいことなどでの苦労、ストレスは大きいと思います。
そんなメーさん、家にはヤギさん、イヌ、猫といて動物好き。(ヤギがいるので勝手にメーさんと命名)
 そして、種を愛してらっしゃいます。
種というのは、野菜の種です。
自分で畑をされていて、農薬も使わず、化学肥料も使わず、野菜を育てておられます。
 自分の畑で、在来種の野菜を育てたり、自分で種を採ったりして、本気の農業をされています。
※最近の野菜(F1種)は種を採って植えても育たなかったり、大・小、あるいは硬い・柔らかいなどいろいろ混ざって出来たり、そもそも種が無かったりします。
 僕としては畑をやってみたいと思ったことはありますが、なかなか中途半端には出来ないものです。出来ない代わりに近くの本気の農家さんを応援したいとずっと思っておりました。
てるうさファームさんのお野菜を扱わせていただいたことがあったのも、そういう経緯からでしたが、販売も難しく、また発注するにも遠いので遠慮がちになってしまってしまいました。
こういう本気の農業はなかなか出来ることではないです。
農家では生計が立てられないので看護師さんもされています。
そして、彼女には叶えたい夢があるのです。(以下FBより抜粋)
「何年かかるかわからないけど。
一緒にやりたい仲間もいたらいいなぁ。
○無農薬無化成栽培野菜を使った
料理提供する
○バリアフリー(性別、年齢、障害、病気、他。)
○お洒落過ぎないで気楽に寛げる。
○食器は環境に優しく人に優しい
○食事提供はミキサーも刻みも、離乳食も対応
○保護動物も数匹だけ引き取り里親探し(空間は別)。」

こんな人に来ていただけてとても嬉しいです。
僕らに何が出来るか分かりませんが応援していきます。
(野菜セット販売とか・農園体験など出来れば…)

P.S
宇陀で農薬や化学肥料を使わない、かなり本気の農業をされています。
野菜の運搬が普通車では大変なようで・・・
お願いが1つあります。
・・・以下、嘆きの抜粋・・・
軽トラック欲しいー。
もう乗らなくて~。というトラックないかしら!
MTで距離走っててもいいしエアコン壊れててもいー。
無料で譲ってくれる方募集中!
(トラクター耕運機の返済があり、購入は難しいようです。)
とのことです。

珈琲の富田屋
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2017年8月2日水曜日

働き方改革を実践中。共働学舎さんとパプアニューギニア海産さんから学ぶ。

毎月、珈琲の富田屋では珈琲新聞なるものを毎月発行しております。
2017年8月でなんと184号。
気が付けばえらい数になっていました><
今月号は富田屋のお客様以外にもお伝えしたい内容でしたので、ブログに掲載いたしました。
珈琲新聞では紙面が小さくて買い切れないこともありましたので、加筆しております。
何か共感されることなどありましたらぜひシェアしてください。
少しでも働く環境が良くなれば、心穏やかに過ごせる人が増えるように思います。

富田屋豆ま~め話
共働学舎さんとパプアニューギニア海産さんから学んだ働き方改革を実践中】
 真夏日、猛暑日、打ち上げ花火、夏をお楽しみでしょうか?
そんな暑い日に熱い話を聞きに行きました。
7/23によつ葉の学校にて、チーズで有名な新得共働学舎代表・宮嶋さんのお話しです。
その後の懇親会にも参加させていただき、頭がはちきれるほどたくさんの事を教わりました。

共働学舎さんは北海道新得に牧場・チーズ工場があります。
39年の歴史です。
1998年にはオールジャパンチーズコンテストで最高賞、
2004年には欧州第3回 山のチーズオリンピックでグランプリ受賞
と品質が世界に認められています。
そのスタッフ約70名のうち、半数以上が何らかの障害や悩みを抱えています。

 宮嶋さんから教えていただいた大きなことは2つありました。
「手作業が美味しさの源」という事。
まず、生乳をチーズにする時に、運搬しないそうです。
機械を使って運搬すると生乳のエネルギーが落ちて美味しさが落ちるそうです。
共働学舎さんでは、流しそうめんのように勾配差で牛乳をチーズ加工場へ流すのです。
そしてチーズを作るときも手作業。
チーズを磨いたり、固まり始めた牛乳をカットしたり、型詰めも手作業。
機械はエネルギーを奪いますが、手からはエネルギーが出ているとおっしゃっていました。
これだけ聞くと何か怪しいなぁと感じますが、宮嶋さんは物理系の方ですので、炭を埋める際の話や、ハエの出ない牛舎の作り方、牛乳からチーズへの変化の話なども聞いていると腑に落ちてきました。

2つ目は「自己決定と実行の反復が幸せになる」ということ。
Dr.バリーというダライ・ラマの元で25年間、瞑想修行をされた方が共働学舎での働き方を伝え聞いて来られたそうです。
その働き方とは、スタッフに「今日は何するの?」と聞くそうです。
すると、責任を持って仕事を進んでやる人、疲れたから休むという人、何をしていいか分からない人、他の人の手伝いを好んでする人、様々のようです。
そのように、その日、自分の意志で何をしてどう過ごすか、一日の使い方を決める事が幸せになるとDr.バリーは言います。
彼が25年間、瞑想修行した日々は毎日毎日、毎時、毎分、毎秒が「自分は瞑想なんかしてていいのか?」という葛藤だったそうです。
でも、迷うたびに「これでいいのだ!」と自己決定し瞑想を実行しました。
25年間です。
そして25年後のある日、Dr.バリーは究極の幸せを感じます。
実際、バリー氏の左脳の前頭葉はCTスキャンで見ると非常に発達してるそうです。

同じように、共働学舎さんのスタッフの幸せ度を抜き打ちテストすると100点を超える人が何人もいたそうです。
つまり、スタッフが「今日はこれをする」と考え、選択して、宣言します。(左脳を使う)
そして、実際にそれを実行します。
すると、それを実行できて「うれしい」とか「幸せだ」とか感じます。(右脳で感じる)
この「右脳⇔左脳」の選択と感情の反復が幸せと関係があるそうです。

 そして、「生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方」を出版されたパプアニューギニア海産さん。
こちらのパートさんは仕事に行く日、行く時間、帰る時間、仕事の内容を好きに決めていいのです。
嫌いな仕事は禁止。やったら怒られます(笑)
しかも、休む日や出勤時間は連絡禁止。
これで本当に何年も続いています。
しかも、離職率はほぼ0になり、求人広告も不要、作業効率もアップ。
皆が心配するような事はほとんど起きていないのです。

こんな2つの素晴らしい会社の取り組みを聞き、富田屋も始めました。
はい、7/24からです。
まず、その日に取り組める仕事のカードを机に出しておいて、テンホー君に選んでもらいます。
嫌いな仕事はやらなくてOK。僕がやります。
まだ1週間ですが前もってその日の仕事内容が分かるので体力配分出来て良いと好評です。富田屋でもバージョンアップさせて取り組み続けます。
皆さんの職場でも出来ることがあれば是非是非。
そして、いいやり方がありましたらお教えください^^

テンホー君についてのブログ記事はこちら

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2016年11月30日水曜日

テンホー君の麻雀教室を開催のご報告。

先日、テンホー君の麻雀教室を開催いたしました。

→第1回目の募集時のブログはこちら。

テンホー君をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、彼は富田屋の新スタッフです。障害を抱えていますが、マージャンが大好き(オンラインゲーム)。マージャンの話になると破顔し、専門用語が飛び出し、軽やかに語りだします。その特技をどうにか生かせないかなぁと考えたのが麻雀教室です。

コーヒー豆屋のイメージとは全くそぐいませんが彼が生きていくヒント、実践経験になればと思いました。将来的にはマージャン教室で生計を立てるのも夢ではないかもです。

マージャンと聞くとタバコ、徹夜、賭ける、という事を連想します。そして、4人いないと出来ないし、出てくる単語は中国語っぽいし、ルールも難しそう。初心者が入り込む余地はほとんど0。でも、やってみたい、という興味、憧れはなぜだか老若男女問わずありそうです。今度マージャン教室するんですよ、と話したり告知すると、本当に意外なほど興味を持ってもらえました。先ほどもパン屋さんが来られて、「あ、テンホー君!麻雀教室、行きたいなぁ」と言い残して帰られました。

 11/13のマージャン教室は大盛況!ではなかったですが、すごく面白かったです。
焙煎したてのコーヒーを飲みながら、楽しい時間です。
正式な参加者はお一人で、娘もやりたいというので参加。
メンツを揃えるためにテンホー君と僕が入り、4人で開催しました。僕と娘は全くの初めて。
参加者が揃うまで僕と娘が先に説明を受けていました。

[基本ルールは揃えればいい]形としては同じ牌を2枚1組、同じ牌3枚か連続する3つの数字を1組として4組、合計14枚揃えればいいという事です。他にもアガリ方はいろいろあるようですが、まずはこれ。
 その上でいろいろな鉄則というか、知らないとなかなか気付けない、出来ないこともありました。
 例えば、あと1枚来たらアガれる状態での待ち方はカンチャン待ちより両面待ちが有利ということ。カンチャン待ちは例えば3と5を持っていて4を待つ状態。一方、両面待ちは3と4を持っていて、2と5を待つ状態。ちょっと考えれば分かることですが、揃いやすさの確率が待ち方でいろいろ変わってきます。
 そして、一番驚いたのは、「リーチされたら降りる」ということ。リーチとは誰かがあと1つで揃ってアガれる状態のことをみんなに表示することです。ウル覚えですが、リーチしたらアガる確率は50%程度だとか。だから、リーチされたら、自分が結構揃っていたとしても、自分の勝ちを捨てて、とにかく逃げる。相手に勝たせないようにするのが良いようです。マージャンでは他人の捨てた牌をもらってアガれるので、捨て方が大事です。相手が捨てたのと同じ牌を捨てたり、他の人が捨ててもリーチした人が反応しなかった牌と同じのを捨てます。その牌を持っていなかったら、それらから推測して捨てるのです。

 いろんな状況判断、記憶力、そして決断力など求められるゲーム。かなり繊細で緻密。テンホ
ー君がハマる訳です。
そして、マージャンの考え方は実生活にも役立つかもしれません。

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2016年9月26日月曜日

テンホー君の麻雀教室開催!参加者募集。

テンホー君の麻雀教室。ハンチャン500円(約2時間)
今日も美味しいコーヒー豆の焙煎できました。
とは言え、もうちょっとああしたいとか、こうしたいとか
毎日、思うことはあります。

さて、話しはガラッと変わって富田屋の新人スタッフのテンホー君、特技は麻雀です。
↓テンホー君の自己紹介は下の記事をご覧ください。
http://tomicafe.blogspot.jp/2016/09/blog-post_15.html

この特技を生かしてどうにか仕事にならないかなぁと考えていました。
生活するために稼がないといけないですし、自分の好きなことで稼げたらすごいですよね。
別に、コーヒー豆屋に留まることはないのです。
羽ばたいてもらってOKです。

テンホー君以外の3人を集めて麻雀で1ゲーム(半荘:ハンチャン)。
参加費を集めてテンホー君が遊びながら稼ぐという
凄いことを考えました。
それを前回のブログに書いてみたら
一人、麻雀を覚えたいので参加したい
という方がいらっしゃいました。

そこで、さらに考えてみました。
現代っ子(死語?)は麻雀を知りません。
(ということで、僕も現代っ子です)
だったら、初心者を集めて実際に麻雀しながら
麻雀教室をするというのはどうでしょう?
メジャーリーガー級の腕前を持つテンホー君の指導を受けつつ、
麻雀が楽しめちゃいます。

場所はどこでするか、、、
土日でしたらテンホー君の他での仕事が無くて
洲脇家が在宅であれば、洲脇家(珈琲の富田屋)で。

平日は珈琲の富田屋はお使いいただけませんので
他で場所を借りるという手もありますが
どこかありますかね~?

平日でしたらば午後16時半ごろから20時までの間で
半荘(ハンチャン)1回ならテンホー君は出来るそうです。

価格は半荘(ハンチャン)1回500円でどうでしょうか?
ということです。
スタートキャンペーン価格です(たぶん)
半荘(ハンチャン)1回は約2時間かかるそうです。
普通、カラオケ2時間いくらですか?
映画見るの1500円ですか?
ビリアードも1000円くらいはしますよね。

はっきり言って破格です。
僕は聞き直しましたから。
そして、これでも、当初の彼の価格より値上げしています。

良い頭の運動になりそうですし
新しい趣味になるかもしれません。

もし、バイセンマンが居ればコーヒーも飲めるかも??

ということで、参加者募集します。
日にちも時間も場所も未定ですが・・・。
面白そう、日時が合えば参加したいという方はぜひ、
フェイスブックにコメントしてくださいね。


P.S
もちろん、賭けませんよ。
そして、バイセンマンは1度も麻雀したことがありません。
でも参加者が足りなかったら人数合わせで参加するかもです。

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2016年9月15日木曜日

新スタッフ、テンホー君登場の巻。

今回は9月の珈琲新聞の転載になります。
みなさまに、新スタッフのご紹介です!

→富田屋の社訓、速攻採用についてはこちらの記事をご覧ください。

【テンホー君登場】

 昨年の春から富田屋のスタッフとして働いてくれていた梅ちゃんが、
次のステージに進みました。
フルタイムでの仕事が決まったのです。
いとめでたし。
富田屋をステップとして自分を取り戻していく姿を見るのは嬉しいことです。

 そして、8月から新メンバー、テンホー君の登場です。
コーヒー豆を100g、200gと分けて袋詰めしたり、コーヒー袋のラベル貼りをしたり、コーヒーの発送作業の梱包をしてもらっています。

男の僕が言うのも変ですが、カワイイ存在です。
体は僕より大きく、がっしりしているのですが。
そのテンホー君に自己紹介文を書いてもらいました。

◆◆◆ ◆◆◆
皆さん初めまして。
8月1日から富田屋さんで働かせていただいている「テンホー君」と申します(^o^)
麻雀が趣味でネット麻雀「天鳳(てんほう)」というサイトで
よく打っているという話がきっかけで「テンホー君」
という愛称になったのですが、もう一つ意味があり、
麻雀の上がり役「天和(テンホー)」です。
天和は、最初の状態ですでに上がっているという役で、
一番点数の高い役満の一つです。

でも、出現率がかなり低い役なのでテンホー君は
天和を上がったことがありません(笑)

 続いて自己紹介と富田屋さんに来るまでの経緯を話させていただきます。
現在37歳、男性、奈良県在住、趣味は麻雀・ポーカーなどです。
私は、25歳になる直前に精神病を発症しました。
しかし、その後は回復していき、30歳の時に同じ病の人達が
一緒に仕事をする「畑楽」という作業所に行くようになりました。
 最初は午前中だけ働く日々が続いたのですが、
徐々に午後も残る日を増やしていき、
最終的には全て1日残れるようになりました。

 体力的にも自信の付いてきた今年に入った7月のある日、

畑楽のスタッフの方から「障害者就業・生活支援センター ブリッジ」さんの紹介で
仕事があるんだけどやってみないかと言われました。
その仕事というのが今働いている富田屋さんです。

 就職やバイト経験が一度も無かったので、
自分にできる仕事なのか自信は無かったのですが、
思い切って面接を受けに行きました。
面接では、畑楽とブリッジのスタッフの方が同席してくれたのですが、
それでもガチガチだったと思います。

面接も初めてだったので落ちたらどうしようなんて思っていたのですが、
結果は合格でそのうえ車を停めておく駐車場まで用意していただき、
嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいだったのを覚えています(^ ^)

今は富田屋さんで2時間、空いた時間は引き続き畑楽でも働いており、
駐車場のお蔭で両方スムーズに通えています。

 富田屋さんの仕事はまだまだ覚えなくちゃいけないことがたくさんあるけれど、
畑楽の仕事の延長のような内容も結構あって
だいぶ慣れてきました。
仕事場の雰囲気も富田屋さん、畑楽ともにアットホームな感じなので
同じような気持ちで通えるのがありがたいです。

 違うところといえば、ひなたちゃんとくうた君が笑顔で癒してくれるところかな。
くうた君が鼻にテープを貼って研ナオコの真似をしてくれた時は特に癒されました(^ ^)
こんな私ですがこれからも頑張っていきますので
皆さんよろしくお願いします。
それでは今回はこれで失礼いたします。

◆◆◆ ◆◆◆

彼の特技の麻雀、すごく強そうな気がします。
オンラインゲーム「天鳳(てんほう)」には登録者が200万人を超え
そこの最上卓で打てる腕前です。
多分、野球で言えばメジャーリーガー級だと思っています。

以前は将棋が好きで強かったようですが
薬を飲み始めて弱くなったそうです。
ですので、将棋の対戦も可能です。

テンホー君と麻雀、ポーカー、将棋したい人募集です^^
1時間300円ぐらい払って遊びたい人がいれば
テンホー君はまさに遊んで暮らせるなぁと思いました。

P.S
どんな人が来ても採用する気だったので
自己紹介を読んでみて、
先にその気持ちを伝えておけば良かったと思いました。
新富田屋にご期待ください!

下は焙煎人が好きな麻雀放浪記。
マンガもありますし、映画もあります。
僕はマンガを読みました。
すごく面白かったですよ~。



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2016年9月10日土曜日

富田屋の社訓。障害者の速攻採用について。

富田屋は踏み台になり、羽ばたいて欲しい
9/8の事。
仕事でご来店いただいた方とお話ししていた時に
すごく感激していただいたことがありました。

とてもうれしかったので、ご報告いたします!

それは通販専門の自家焙煎コーヒー豆販売店:珈琲の富田屋の
スタッフの採用についてでした。

あと、最近話題のパプアニューギニア海産さんでの働き方がとても素晴らしく、
それに触発されたというのもあり、書く決心が出来ました。
富田屋でもパプアニューギニア海産さんの働き方を真似したい!
でも、まだどうすればいいのか、全然見当もつかない状況。

↓パプアニューギニア海産さんの働き方についてのブログ記事。
http://pngebi.greenwebs.net/?p=4938
↓パプアニューギニア海産さんのフェイスブックページ。
https://www.facebook.com/pngebi/?pnref=lhc



珈琲の富田屋では下の子が生まれてすぐから5年ほど
1日2~3時間ほどのお仕事をしてもらえる人を雇っています。

1.先着順で採用。


仕事内容はコーヒーのラベル貼り、
コーヒー豆を100g、200gに分けて袋詰めする、
コーヒー豆を粉に挽く、
コーヒー豆をご注文ごとに分けて梱包する、
あて名書きをする、掃除をする、
麻袋で来たコーヒーの生豆を10kgごとに小分けにする、
などなど、いろいろあります。


富田屋で雇えるスタッフは今は1名だけです。
こちらから良さそうな窓口にこちらの事情を説明して、相談して、
富田屋に合いそうな人が面接にやって来ます。

もう、コチラとしては面接に来てもらえる時点で即採用です。
なんか、社訓の速攻支払と被るような気がしますが・・・。
名付けて速攻採用とか?

履歴書とか、珈琲の富田屋で働きたい理由とか、
どこの学校を出たとか、
何も聞きませんし、何の提出も求めません。

なぜ、速攻採用か。

まず、不採用にする勇気もありませんし、
ミスチルのメンバーの構成を知って驚いたことも大きいかも知れません。
(ミスチルが好きか嫌いかはさておき)

だって、メンバーはただの中学校、高校の同窓生なんですよ!
驚きじゃないですか?
普通はキレのあるギタリストとか、いいビートを刻むドラマーとかを探して
良いバンドを作ろうとするだろうに、
寄せ集め的な感じがプンプンして、
それでいて、第一線でずっと存在していることに、単純に凄いと思いました。

だからどんな人でも可能性はあるんだと、思いました。
リーダーやバンドの意気込みとかは相当影響すると思いますが。

そういうことで、先着で採用です。

いや、採用というか、富田屋に面接に来てもらった方に
最終的には来たいか来たくないかを判断してもらっている
と言った方が正しいかも知れません。

2.好んで障害者を採用。

特に変な趣味がある訳ではありません。
特に賃金が安いわけでもありません。

福祉作業所というところでは1ヶ月フルで働いても
もらえる工賃は20000円(1ヶ月)ほどだそうです。

最初に採用に至った障害者生活支援事業所の職員の人たちは
富田屋が普通に時給で給料を払うというと
とても驚き、とても喜んでおられたのが印象に残っています。
こちらはその反応に逆にびっくりした訳ですが・・・。
それだけ、実際の障害者の賃金は安いということです。

下の子が難聴だったので、
最初は耳の聞こえない聾の方(マチ子さん)に来ていただきました。
マチ子さんは奈良に引っ越すまでの4年間、バッチリ勤めていただきました。
とてもテキパキと仕事をされるおばさんでした。
(下の子が生まれる前はマキコさんという普通の若い女性に仕事してもらっていました)

なぜ聾の方に来てもらったかというと、息子を育てるにあたって、
先輩聾者からのアドバイスを頂けるのではという期待からです。
そして、障害のある方とお近づきになれるチャンスでもありましたし、
強制的に手話を覚えないといけない状況になるかもという期待もありました。

僕は言うのも恥ずかしいくらい、
ほんの少しだけ手話を理解できるようになれましたが
自分で使えるのは10個もないような気がします。
でも、いろいろと教えていただくことがあって本当に助かりました。

3.連続で好んで障害者を雇う、そのワケ。

奈良に引っ越す前に守口市で働いてもらっていたマチ子さんは
お母さんと2人暮らしでした。
お母さんは90歳近い方です(でも元気!)。
そのお母さんは娘が働きに出るようになって
とても喜んでくださったのです。
こちらがビックリするぐらいです。

つまり、障害者の方が普通に働くということは
極めて珍しく、大変なことなんだなぁと、思い知ったのです。

障害者の親だったり、身近な人、関わる人が喜んでくれるという、
自分の想像していないことが起こり、喜びを実感しました。

だから、奈良に引っ越してからもすぐに障害者を探しました。
普通の人を雇っても、そんなには喜んでくれませんよね。
僕たちはそれを知り、とても嬉しかったです。

引っ越し前に今井町を散策していると「障害者就業・生活支援センター ブリッジ
という建物があるのに気づきました。
その記憶が残っていて、そちらに相談して
1人来てくれることになりました。


4.巣立ち


その彼は1年4カ月ぐらい富田屋で働き続けて
障害者就業・生活支援センター ブリッジさんからのすすめで
とある会社の研修(就業体験)に行きたいと言いました。

その研修が終わり、その会社から「うちで働かないか?」と言われたそうです。

富田屋のコーヒー豆の売り上げが上がって
仕事時間も増えていれば彼も
ここでフルタイムで働けたでしょうが、、、
僕らの力の無さです。

無事に富田屋を辞め、その会社に入ることが出来ました。
本当に巣立って行った感じがします。

これもまた本当にうれしいことです。

富田屋を踏み台にして次へと羽ばたいていく!
いいですね。
僕らはそういう役割でいいのかも知れません。

そういう風に思えた彼の巣立ちでした。
スダチゆえにちょっとショッパイ思いもしました^^

おかげで
富田屋は障害者の踏み台になる!
新しい役割が見つかりました。

※当初の文章で事実と異なる記載がございました。
関係者の方には深くお詫びいたします。

5.小さいからこそ出来ること=大手には出来ないこと

こういうことは企業さんにはなかなかできないことだと思います。
もちろん、取り組んでいる会社もありますが
利益だけを追求してる会社には出来ないでしょう。

でも、利益だけを追求する世の中だから
精神的な障害者が増えてしまったんだと思います。

大手が考え方を変えればどんどん減っていくんだと思います。


でも、僕らはこういうことをやることで、成長しますし
その周りの人に喜んでもらえる。

企業では人は駒のように使われ、
まさに心も体も擦り減らしながら働きます。
店の成長だけじゃなく、
富田屋で働く人全員の人間的な成長を目指しています。

6.他にも広がれ!

単純に他にも広がればいいなぁと思います。
速攻採用も、障害者の雇用も、
パプアニューギニア海産さんのフリースケジュールも。


ながながと書いてしまいましたが
最後まで読めましたか?

本当にお疲れ様でした。
最初にコーヒーを淹れて飲みながらゆっくりお読みくださいと
書いておけばよかったですね。

おわりっ。

珈琲の富田屋