2016年に富田屋で初めて取り扱ったブルンジ産のキニョタ(ブルボン種)。
こちら、とても美味しく、ブルボン由来の甘みとしっかりとしたコク、滑らかな質感があります。
が、
とてつもなく駄目な一面もございます。
それはポテト臭という欠点。
ポテトというとフライドポテト臭ならまだいいのですが、生のポテトです。
ブルンジとルワンダによくある欠点です。
このポテト臭、例えて言うならメチャクチャ美女なのにお口がビックリするほどクサ~い、という感じです。
ポテト臭は外見上の判別は非常に難しく、割ったり粉にしてようやく分かります。
ルワンダ産にも多く、これまでの経験上、少し白っぽい豆やクレーターのような跡のある豆によくありますが、そうじゃない場合も多々あります。
ハンドピックした豆を潰してポテト臭だった場合、すごく嬉しいです。
捕まえた!って感じ。
ポテト臭は原因は不明といわれていますが、ルワンダやブルンジに生息するアンテスティアという虫がコーヒーの実を食べて、かじった時についた菌、バクテリアではないかと考えられています。
ブルンジでのカップオブエクセレンス第1回目(第1回Burundi Cup of Excellence2012審査会)では国内審査を通過した60ロット(ナショナルウイナー)をジャッジし、「13ロット」がポテトフレーバー(1フェノール含む)で失格となったほどの大問題です。
この豆は200gの中に1粒入っていたとして粉にすると、その粉にしたコーヒーは全部駄目になってしまうほどの破壊力を持っています。
まさに100人力です。
逆に1粒で全部の香りがブルーベリーのような香りになる豆とかあったらいいのですが・・・。
豆のまま購入された方は一度に全部を粉にすることは無いと思いますので、たまたま挽いた1回分がボツになる可能性があります。
一応、富田屋では粉にしたコーヒーの香りを確認しておりますが、もしかすると見逃してしまっている袋もあるかもしれません。
もし、ご自宅に届いたコーヒーが、臭くて飲めない、というレベルでしたら確実にポテト臭です。
お手数ですが、ご連絡いただけましたら新しいコーヒーをお送りさせていただきます。
とはいえ、ブルンジ産のキニョタは残り僅かとなってしまい、もし、売切れてしまった場合は、代替の商品をお送りさせていただきます。
お手数おかけいたしますが、ご連絡いただけましたら幸いです。
珈琲の富田屋
http://tomitaya.cc/
フェイスブック