2015年11月6日金曜日

勉強しない学校?オルタナティブ教育連続講座、第4回に行ってきました 。


2015年、10/30に奈良県の宇陀の山の中へいました。
以前から気になっていたオルタナティブ教育連続講座に出席しました。

我が家に生まれた2番目の子(息子)、すごい素質を持っていそうなんです。
何の素質かは見当もつきませんが(笑)
この子が生まれながらにいくつもの障害を持って生まれてきたときに、なぜかそう思いました。
そして、普通に教育を受けて、普通に仕事するという成長は何かもったいないような気がしていました。もちろん、日本の教育を否定するわけではありません。ただ、我が家の息子に合っているのだろうかという引っ掛かりです。

これまでの4年間で、幾度か息子の教育について考えたことがありました。
有名なところではシュタイナー教育があります。俳優の斎藤工さんが通っていたということを言っていました。大阪には箕面こどもの森学園があって、少しだけインターネットで調べていました。
でも、見学に行ったりしたわけではなく、ただ、いいなぁと思っていただけでした。

そんな中、安全な食べものネットワーク Alter[オルター]で息子の事も書いていた富田屋の珈琲新聞をご覧になった方から、あたたかいお葉書を受け取りました。そして、フェイスブックでもつながり、交流していました。すると、なんとその方はまさにそういう学校を作ろうとしている方だということが分かりました。

それが宇陀の山の中なのです。
奈良は面白いです。
そして、田舎は面白いです。

その団体が、今年の夏から5回にわたって、オルタナティブ教育(主流じゃないもう1つの教育)についての連続講座を開催されていることも分かりました。これまでの3回は行けませんでしたが、今回の4回目、初参加しました。

講座は主催者のお宅で開催。
お家は宇陀市の山の中にあって、まず、景色が絶景。
「天才は美しい風景の中でしか育たない」という、ある数学者の言葉が蘇ります。
お家は江戸時代に建てられたという立派なお家です。
まずはこの古民家に圧倒されました。
昔話に出てきそうなお家で、3連式のかまどが土間にドン!とあります。
黒くてかっこいいです。
しかも、現役のかまど。
家の周りにも中にも薪がズラーっと並んで積まれていました。
この日はカレー屋さんが来てかまどで見事にご飯を炊いて調理していました。
かまどって不便じゃないんですか?と聞くと、「超便利ですよ~、慣れたら火加減も自由自在やし」と。驚きの回答が・・・。


講師はデモクラティックスクールまんじぇ(愛知県)代表今井恭子さん。
もともと小学校の先生でしたが、理想と現実とのギャップに悩み、3年で小学校講師を辞めた方です。
その後、本当に子どものためになる教育を考え、日本で3年、ジンバブエで2年、デンマークでの経験を通して、まんじぇを設立されました。
ジンバブエの教育は管理教育で子どもが大きくなっても、いつまでも子どもっぽい、といいます。自分で考えられなかったり、指示を待ったりするようです。一方、デンマークは子どもを尊重する教育で、普段から大人扱いされています。そのため子どもなのに大人っぽいそうです。

このまんじぇでは自由です。
僕は何の情報も無いまま参加したので、不安なことがいくつかありました。
1.少人数で社会性とか身に付くのだろうか?
2.勉強はするのだろうか?
3.ある意味、学校よりミッチリと関わる学校。
つまり通う子どもの人生をに与える力を相当持っています。それに対する不安や怖さ、責任感はどうなのだろうか?
全部講師の方とまんじぇを卒業した高1の娘さんに聞きました。

1は、普通の学校はほとんどが先生対子どものコミュニケーションに学校生活の大半が使われます。そして、それはコミュニケーションというより1対大勢の連絡事項や指導が多いです。子ども同士のコミュニケーションは休み時間ぐらいで、時間にしたらほんの僅かです。
一方、まんじぇでは全てが自由な代わりに、すべて子ども達主体にルールを決めています。
そのルール作りから、毎日の時間の過ごし方、トラブルの解決まですべてが話し合い。
コミュニケーションスキルは格段に違うと思いますよ、と親子ともにおっしゃっていました。

2の勉強。する子はするし、しない子はしない。自由です。
といっても、ほとんどしないようです。でも、高1の娘さんやビデオで登場した子ども達の表情はすごくいきいきしていて、利発そうです。勉強が出来る賢い顔つきではなく、しっかり考える人だなぁと感じました。

3については予想外の答えが。普通の学校の方が怖いですよ。何か教えよう、指導しようとする方が、子どもの邪魔をしていると思うから。その方がよっぽど怖いですよ、と。
普通赤ちゃんは真っ白で生まれてきて、そこに色付けされていくイメージの人が多いです。が、子どもは生まれながらに目的を持って生まれてきている、という考えだと言います。

とてもこのブログでは書ききれません。
この人たちは普通の学校とは違う学校も選べる、選択肢の一つとしてある状態がいいと思っています。決して、オルタナティブ教育が唯一正しいとは考えていません。
そして、選択権は子どもにあり、親がいくら入学させたくても、子どもが嫌がっていたら入学できない方針です。
こういう学校が増えて、選択肢が地元公立、私立、オルタナティブと広がるといいですね。

珈琲の富田屋
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