2016年1月26日火曜日

ジュゴンに日本政府の思惑?

2016年1月21日大阪府茨木市のTayucocoさんでのイベントに出席しました。
この日は「TAYUCOCO×知る 第三回 沖縄」編でした。

沖縄について知りたい!と思って参加したわけではなく、Tayucocoの武藤さんに会いたかったのと、お店に行きたかった事、ちょうど休みだったことが重なりました。
そこに、沖縄についてのイベント。せっかくなので参加させてもらいました。
フェイスブックでの情報によるとこの日はジュゴンの保護についてのことなのかな?と読み取りました。
なので、とても気楽な気持ちで参加しました。
当日も受付ではジュゴンの帽子をかぶった女性がいらして、ユルい雰囲気を醸し出していました。
平日の午前中でしたが、熱心にも参加者が数名いらっしゃいましたよ。
さすがタユココさん。

さて、そのイベントの内容です。
まずは、かいつまんで。
海上で反対する船に海上保安官が乗り込み、船が揺れる
・ジュゴンは絶滅危惧種。日本では10頭以下。確認されているのはたったの3頭。
・ジュゴンは日本の天然記念物。実はトキと一緒。
・ジュゴンの保護区は日本では作られていない。(おそらく意図的に)
・ジュゴンはオーストラリアでは伝統的に食べられている。(捕獲規制されている)
・ジュゴンは海草しか食べないので海草藻場はとても大切。
・ジュゴンは沖縄の辺野古の海、大浦湾に海草を食べに来ている。
・辺野古の海に米軍基地が建設されようとしている。

・なぜ辺野古に建設されようとしているのか?
・1995年のアメリカ兵3人による12歳の少女の暴行事件がきっかけ。
・1997年普天間基地のある名護市での「海上ヘリポート受け入れ賛成・反対の住民投票」で反対多数。
・にもかかわらず、当時の比嘉名護市長はヘリポート建設受け入れ表明。
・その後、基地の県内移設、辺野古案が浮上。
・2004年にはヘリコプターが大学に墜落。とにかく普天間基地は住宅街にあって、とても危険。写真で見るとその異様さがよく分かる。
・アメリカ軍の基地関連の収入があるからいいんじゃないの?と聞くこともあるが、実際は沖縄県の経済の5%だけ。観光での収入は10%もある。はっきり言って恩恵は受けていない。
・地元の企業は観光に力を入れたがっている。
・基地が無い方が雇用、観光、収入が何倍にもなる。
座り込人たちを機動隊が排除
・そして、基地があることで、はっきり言って迷惑という声も。
(現に9.11テロ後には沖縄に基地があるから、沖縄もテロに狙われるのではないかと、修学旅行のキャンセルが相次いで、大打撃を受ける。)
・県民の80%が基地に反対している。
・日本にあるアメリカ軍の基地の74%が沖縄にある。
・沖縄の面積の18%がアメリカ軍基地になっている。
・沖縄に基地があるせいで、沖縄県民は沖縄の基地から湾岸戦争やイラク戦争などへ米軍が出撃する手助けをしてしまっている、加害者になってしまっている、と、罪悪感に悩まされている人も多いそうです。
・2014年には沖縄で行われたあらゆる選挙で米軍基地に反対の人が多数当選。
・2015年、翁長沖縄県知事が辺野古埋め立て承認取り消しを発表。(沖縄県知事は辺野古埋め立てをしない強い意志)
・2015年、そのすぐ後に、安倍内閣は行政不服審査を申し立て、沖縄県の取り消し効力を一時停止させ、海底ボーリング調査の掘削を再開
・その後も辺野古の海にフェンスを張ったりして海を汚している。
・名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で座り込む埋め立て反対派の人たちを約100人の機動隊が強制的に排除。

・辺野古を埋め立てるためには土砂が必要。そのために近くの島や九州、本州などの山が削られ、運ばれる。山はハゲ山に。
・削られた山からは土砂が海へ流れ込み、海はヘドロで汚れている。

これらのことを考え合わせていくとなぜ、ジュゴンの保護区が設けられないのかが見えてきました。
ジュゴンの保護区を作ると、海を守らなければならないのです。
きれいなまま、手を付けずに。
辺野古に米軍基地を作りたいアメリカと日本政府はジュゴンの保護区を作ってしまうと、辺野古の海に基地を建設できないのです。
なので、辺野古の海にはジュゴンの保護区ができないのです。
これがもしも、ほかの場所だったらすぐに保護区が出来たのかも知れません。

翁長沖縄県知事が辺野古埋め立て承認取り消しを発表したにも関わらず、すぐに安倍内閣は辺野古の海底ボーリング調査を開始するおかしさ・・・。
沖縄県民の80%が反対し、沖縄県知事も反対しているのに、何が何でも基地を残したり、作ったりしようとするおかしさ・・・。
地元の意見、人の話を聞かない、力でねじ伏せる完全にジャイアン。


どこかの子どもが言ってたらしいけど、戦争に関わるお金のすべてを、戦争じゃない、世界の良い方向へ向かうように使ったら、世界は全然違う世界になるのに、ということ。
本気でそう思います。

まずはいくらでもお金を掛けて、すべての武器をなくし、製造も出来ないようにすればいいのでは?

大人が世界を動かすよりも、純粋な気持ちの子どもが世界を動かす方がいい方向に行くかもしれませんね。
一体全体、世界中で毎年何十兆円?何百兆円?ものお金が戦争に使われているのでしょう??

本気で発電や、エネルギー、水、自然の保護などに使われたら、みんな幸せになれるのに・・・。

最後は沖縄、ジュゴンから遠くへ行ってしまいましたが、結局、普通の人が望む世の中はそういう世の中なのではないでしょうか?

ジュゴン保護キャンペーンセンターさんのブログ

http://blog.goo.ne.jp/sdcc/e/c41e0f397cd909091947ead50518bda2

タユココさん(パプアニューギニア海産さん)のブログ
http://pngebi.greenwebs.net/?p=2996

当日の動画(1時間30分ほど)
http://www.ustream.tv/recorded/81760467

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