2016年5月29日日曜日

珈琲の富田屋はコーヒー豆屋なのでブラック企業です(笑)

みなさん、先日は息子の入院で応援メッセージなどありがとうございました。
無事退院して帰ってきました。
入院中もベッドで寝たきりではなく、動いてよくなり、ストレスも少なくて済んだようです。
今は上半身、ギプスで固められ、さながら、武者の鎧のようです。

たまに聞かれることですが、珈琲の富田屋での仕事内容や時間についてです。
以前から書こう書こうと思っていましたが、なかなか書けていませんでした。
誰も興味が無いとは思いますが、嫁さんと子どもらが一瞬お出かけしたので、その隙に^^

多分、僕ら夫婦の雰囲気や話し方や町並みなどから想像されてのことだと思いますが、富田屋は時間に余裕がありそうに見られているようです。
そのように見えているのはとてもうれしい事です。
余裕の無さがバレてはお恥ずかしいカギリですからね。
お話しするとビックリされるのですが、実は意外なほどに忙しいのです。

スタッフの梅ちゃんに聞いてもらえば分かりますが、僕が休憩していたり、本、新聞など見ていることは全く無いです。絶えず何かをしています。(新聞は数年前にやめています)
僕はマグロのように動き続けています。
でも、泳げません^^

多分、普通ならば余裕で仕事をこなせて、時間も少しは余裕があってもおかしくないくらいの、注文数、仕事量です。
繁盛しての時間、余裕の無さではないのです。
それだったらスタッフを増やせばいいだけですからね。
特殊な事情がありまして、ここ5年は特に時間が足りません・・・。

■珈琲の富田屋のスタンダードで時間が掛かること
1.コーヒー生豆段階と焙煎後のハンドピックをしておりますので、その分、普通の自家焙煎のお店よりは2時間半以上は仕事時間は長いです。
2.さらに受注後に焙煎しておりますので、焙煎したコーヒー豆の作り置きが無く、せっせと毎日焙煎しております。焙煎回数、焙煎時間も他のお店より多いと思います。
3.スペシャルティコーヒーブームで焙煎時間が短くなって1回の焙煎時間が10分程度というお店も多くなってきたようです。富田屋では20分程度掛けて焙煎しております。
焙煎方法を変えてからの方がお客様からの評判がいいように感じます。
4.お客様全員にメモ書き程度のお手紙をお入れしています。そちらも多分他のお店ではやらない事だと思います。
5.ご購入いただいたお客様へ手書きでお葉書を書いています。これは1日30分ほど、お客様と向き合う大事な時間です。


■特殊な事情(プライベートなことで)時間が掛かること
息子が聾学校(幼稚部)へ通っているため、嫁さんが毎日送り迎えをしています。
朝、送って家に帰ってきて仕事をして、昼過ぎにまた学校へ迎えに行って帰ってきます。
1日2往復、約5時間の大仕事です。
このような状態が学校への通いだけでなく、病院、ぴょんぴょん園、療育園など、行き先が変わりつつ5年間続いています。
この送り迎えが無ければもっと時間に余裕のある暮らしが出来るのは確実でしょう。

◆焙煎人の一日の動き
4:45 起床
5:00 当日の注文の整理、焙煎スケジュールの作成、納品書の作成、ラベル作りなど
6:30 お客様へのハガキ書き
7:00 お祈り(家族とお客様全員の健康、原発の無い世界になりますように、戦争がなくなりますように)
7:10 朝食(クロレラと味噌汁だけ)、ハミガキ
7:45 焙煎開始
11:30 焙煎終了し、ハンドピック開始
13:00 ハンドピック終了し、袋詰めと梱包開始
14:00 一旦昼食(納豆とご飯が多い)
14:30 梱包再開
15:30 発送準備完了し、掃除
16:00 配達があれば配達、郵便局に行ったり。
17:00 明日の珈琲定期船のお客様の納品書登録、珈琲定期船を明日発送しますというメール
18:00 お客様からのメール、問い合わせへのお返事、今日発送しましたというメール
19:00 ホームページ、ブログ、フェイスブックの更新など。
19:30 のれん・黒板の撤収。そして夕食。

だいたい勤務時間は14時間ほどになっています。
ボチボチのブラック企業ですね。
まぁ、コーヒー屋なのでブラックは大歓迎です^^

平日はこんな感じですが、その分、土日祝、第3木曜日はお休みいただいております。
平日、子どもに関われない償いと、自分の楽しみ、心と体の休養のためです。
とは言っても土日は意外と予定が埋まってしまい、なんだカンダと動いていますが・・・。

珈琲の富田屋
コーヒー豆通販 http://tomitaya.cc/
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